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怒りの感情のコントロールの方法3選択。悲しみと怒ることは紙一重?

怒りとは?ぷんぷんしている状態のこと

怒りの感情とは、自分自身または、第三者によって物理的(身体的)、精神的に攻撃されていると感じ、冷静さを失っている状態のことを指します。

たとえば、同僚から悪口を言われたり手柄を取られたり、おっちょこちょいをして些細なミスをした時とかによく感じられます。

よくストレスを感じることが怒りの感情と思われがちですが少しまた毛色が違います。

「眉間にシワがよる」「口角が下がる」「目がつり上がる」などの表情に表れることが多いです。また怒っている状態が続くと体にもよくありません。「動悸が続いたり」「血圧があがる」「物事を攻撃的に考える」といったような身体的反応を示します。

怒りの発生メカニズムとは?怒る原因は多岐にわたる

ますます複雑化している社会において怒るポイントがたくさん存在するようになりました。たとえば、一昔前は電車の待ち時間が10分ときいても長いとは感じませんでしたが、現代は5分でも長いと文句を言われます。

また、人によって怒りのポイント・沸点が異なります。

怒りの発生原因は、「自分が何かしら攻撃を受けた」と脳が判断した時に怒りが生じます。そして、その怒りの感情は脳の大脳辺縁系の扁桃体によって増幅されます。

その後怒りの情報が視床下部に伝わるとノルアドレナリンが分泌され、交感神経の活発化・血圧の上昇・心拍数の増加・気分の高揚などが怒ります。

つまり、怒りによってトランス状態に陥り興奮した状態にもなりやすく、夜寝る前に今日あったムカつく出来事を思い出すと怒りで寝れなくなることはありませんか?

また、怒っている時ほど頭が回らなく何かミスをしてかすことはありませんか?

実は怒りによって前頭前野の働きが抑制されて頭が回らなくなってしまうのです。

しかし、安心して下さい。怒りの感情は長くは持たず3日もあればなくなります。というのも、あらゆる感情の裏には必ずといっていいほどセロトニンが発生するので怒りの感情を忘れることができます。しかし怒りの感情は忘れてもその原因となった出来事は根に持つことはあるでしょう。それが恨みに変化する場合もありますよね。

怒りたいけど怒れないジレンマの現代社会

あなたは最近本気で怒ったことはありますか?

もしあなたが親なら子供を叱ったり旦那と口喧嘩したりして怒ったことはたくさんあると思います。

しかし、それは家庭内の話です。

社会に出た状態で怒りたい相手に本気で怒れますか?

普通の人なら答えはNoですよね。

そのため、現代社会では怒りの発散の場所が存在しません。

怒りの感情を溜め込むと体に悪いのでしっかりと発散するような何かを見つけましょう。

悲しみと怒りの感情は紙一重である

怒りと悲しみの感情は実は紙一重の関係にあります。

たとえば、会社の役員向けプレゼン発表やテストの結果で予想よりも低い評価を下された場合あなたはどう感じますか?

その低い評価が今の自分には正当な評価と感じる場合悲しみの感情になり、一方自分の100%出した結果がこんなはずじゃないと不当な評価と感じた場合怒りの感情になると思います。

つまり悲しみと怒りの感情は自分の心の持ちようでガラッと変わるのです。

[box class="box26" title="ポイント"]悲しみと怒りの感情は本人次第でどちらにもなりうるので調整できると便利[/box]

怒りの感情のコントロール方法3選。アンガーマネジメントは効果なし?

怒りの感情をわきにくくする

怒りの感情をコントロールする方法として怒りの沸点を高くする方法があります。

ちょっとしたことで怒っていたことを怒らなくなるようにすれば、怒りの感情が湧く機会が少なくなります。

怒りの沸点をコントーロールするためには下準備が必要です。

[timeline]
[tl label='STEP.1' title='自分の怒りの沸点を知る'] どんなことで怒りを感じるのかを洗い出す[/tl]
[tl label='STEP.2' title='怒りの度合いを評価'] 洗い出した怒りの度合いを点数化[/tl]
[tl label='STEP.3' title='許せる範囲を考える'] どこまでされたら許されないかを評価[/tl]
[tl label='STEP.4' title='許せることを許容する']許せる範囲を高くし許容する [/tl]
[tl label='STEP.5' title='怒りの沸点が上がった!'] これであなたは怒りにくくなった![/tl]
[/timeline]

たとえば、今まで電車の中で押されただけで怒っていたことをしょうがないなと許容できるなると日常での怒りの機会が少なります。それによりあなたの体にもメリットがあり、周りの人との不用意な喧嘩も少なくなります。

自分を怒らせた相手のリベンジや悪口を考える

思考を司る前頭全野が活性化すると、感情を司る扁桃体を含む大脳辺縁系の働きが弱まります。

この脳の原理を利用して、怒りの感情を覚えた時にわざと前頭前野を活性化させて怒りの感情を抑えることができるのです。

具体的には、不当な評価を受けた時に徹底的に「自分に非があるのはないか」と内省したり、悪口を言われた時に「なんで相手はそんなことをいのだろうか」と原因を考えたりして脳みそを別に使うと前頭前野が活性化します。

ただし、自分を軸に物事を考えても気分が下がって怒りの感情から落ち込む感情に変わってしまう可能性があります。

そこで、おすすめなのが自分を怒らせた張本人の悪口を考えたり復讐を考えることです。

たとえば仕事のミスを同僚が上司に告げ口をした場合、その同僚にも同じ目に合わせるにはどうしたらいいのか?同僚のミスはないのかを徹底的に考えることです。この結果、全島全野が活性化され怒りの感情が収まるのです。

ここで重要なのは、考え抜くことであって実際に考えたことを実行することではありません。

実際に実行すると虚しさしか残りません。ネガティブからポジティブな感情に変えることが目的なのですから。

怒りのピークは6秒で深呼吸でやりすごそう

世の中の一般的な人の怒りの感情は6秒がピークと言われています。

怒りの感情は6秒間立つと徐々に消えていきます。

「アンガーマネジメント」として有名な安藤俊介さんの著書である「たった6秒で怒りを消す技術」にも記載されています。

では、怒りのピークの6秒間をどのようにやり過ごせばいいでしょうか?

私のおすすめは深呼吸をすることです。

ものすごくムカつく相手が目の前にいて怒りを覚えた時に、「スーハー」と繰り返し深く呼吸をしてください。

深呼吸により脳に酸素が送られ安定作用があるだけでなく、深呼吸に意識を向けることで怒りの感情から気をそらすことができるのです。

そのほかのやり方として、「手をグーパーする」「好きな俳優や女優を思い浮かべる」「リゾートのビーチを想像する」など様々あります。

あなたが一番やりやすいやり方で怒りのピークの6秒間をやる過ごすことさえできれば、不用意な喧嘩やいざこざが減ると思います。

ただアンガーマネジメントは効果がないとも言われており自分が本当に許容できないことをされた場合は2つ目に紹介した方法を試すといいかもしれません。

まとめ

怒りの感情はアンガーマネジメントと呼ばれる研究があるほど注目されている感情の一つです。

特に現代社会は家庭内を覗き、起こる場所というのは限られてきます。外で起こると「危ない人」「怖い人」「残念な人」とレッテルを貼られ仕事も恋愛もうまくいかなくなってしまいます。

そのため、私たちは日々怒りの感情をコントロールし自制することが強く求められてきます。

今回紹介した以外にも多くの怒りの対処法があると思いますので自分なりのアンガーマネジメントを習得してみてはいかがでしょうか?

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