勉強しても中々知識が定着しないと感じたことはありませんか?
もしかすると、それはあなたのセンスがないのではなく勉強方法が間違っている場合は多いのです。
そこで今回は自分なりの最適な学習スタイルが見つかるようなヒントを得られるような記事構成にしています。
受験勉強をもっと効率よくしたい学生
勉強する時間がない人
目次
勉強する意味は何?短期的・中期的・長期的の3つに視点で考えると明瞭になる
みなさん、勉強する意味はなんでしょうか?
学生ならテストでいい点を取るため?受験勉強して第一志望に受かるため?
社会人なら仕事で使う必要がある知識をインプットするため?
全て正解だと思います。勉強する目的は人それぞれ任意ですし、勉強することに意義を見出せているなら理由はなんでもいいです。
しかし、実は人生の成功者は共通して勉強する目的は以下の3つに限定されています。
- 短期的な視点での勉強目的は仕事のパフォーマンスを高めること
- 中期的な視点での勉強目的は自身のキャリアを主体的に切り開くこと
- 長期的な視点での勉強目的は自身の人生観を豊かにすること
この3ヶ条は学生には関係ないように感じますが勉強する目的を中長期の3つの視点で考えると無駄な勉強をする必要がなくなるのです。
ほとんどの人が短期的な視点に囚われ、将来的に意味のないすぐ忘れる知識のインプットに無駄な時間を消費するのです。
なぜなら勉強するモチベーションとして一番刺激的なのは、短期的に自身の知識を高めることなのは当然ですよね。
しかしながら、勉強を意味のあるものにするためには将来的に自分のリターンとなるものであることが必要条件です。
したがって、勉強する意味を持つことが無駄な勉強を生み出さないことになります。
ペタゴジー(学校教育)とアンドゴラジー(社会人教育)の根本的な違い
学校教育(ペタゴジー) | 社会人教育(アンドゴラジー) | |
学習者の自己目的 | 依存的 | 自己主導権の増大 |
学習者の勉強効果 | あまり価値を持たない | 豊かな学習資源となる |
学習の環境 | 体系的なカリキュラム | 仕事や生活の上で必要性 |
学習への時間的概念 | 内容な将来役立つ | 内容は今すぐ役立つもの |
学習の志向 | 教科書や本を中心 | 問題や課題解決を中心 |
学校教育と社会人教育の違いは、生活に役立つような問題・課題を解決することがどうかである。
つまり、社会人教育は会社がお金をよりたくさん稼ぐために障害となるような課題を洗い出し、答えのない問題をひたすらといて行けるような体力知力をつけさせることです。
最適な勉強スタイルはPDCAではなくOODA(ウーダ)である
従来は頭がいいと言われる人ほど勉強の進め方をPDCAを行なっていきました。
PDCAとは、Plan、Do、Check、Actionの4要因を目標達成に向けてひたすら回すことを表します。
つまり、Planはいつまでに何をどれくらい勉強するかの計画を立てることです。Doは、Planで計画した内容を実際に実行します。 Checkは、Doで実行した内容を元に計画とのズレがないかをチェックします。その上で現状の改善策を考えます。
そして最後にActionでCheckした内容を元に現状を改善していきます。このPDCAのサイクルを勉強スタイルに適応し、常に学習目的を意識して適時勉強内容や勉強時間を適切に調整します。
では、OODA(ウーダ)とは何でしょうか?
OODAとは、Observe(観察)、Orient(状況判断、方向付け)Decide(意思決定)、Act(行動)を表しています。
具体的には、現状を正確に観察し、固定概念をとっぱらった状態で柔軟に臨機応変に現状分析をします。そしてその観察事項を元に状況を判断し今後の流れを大まかに決めます。次に流れを元にアクションプランを策定します。それを最後に実行するだけです。
OODAを勉強の学習スタイルとして用いる場合、自分の直近の勉強状況やタスク状況を観察します。そしてやるべきことを把握したらどのように達成するかの道筋を考えます。
その後、それに基づいて勉強の優先順位をつけ実行します。
あれ?PDCAとOODAってあんまり変わらなくないか?と思った人もいるかもしれません。
実はPDCAとOODAの決定的な違いは目まぐるしく変化する環境に対応できるかどうかのスピード力です。
PDCAのデメリットとして計画を立てる段階から始まります。そのため、先を見通して予定を立てなければなりません。しかし、その予定を実行するまでの期間に状況が変化する場合があります。そしたら、当初の予定を実行しても環境が変わった時点で効果がないことは明白です。
一方OODAのメリットして最初に現状分析をしているので、その時の状況に合わせた意思決定や行動ができるので目まぐるしく変化する環境に対応することができるのです。
ここまで勉強のスタイルの基本を学んできましたが、次からは基本を意識しながら勉強の効果を最大限まで高まるコツをご紹介したいと思います。