今回ご紹介するのは外資コンサルならパワーポイント作成時に誰しもが使用している基礎中の基礎のフレームワークである「SCQフレームワーク」をご紹介します。
パワーポイントがうまく伝わらない、作り方がまったくわからないという人にとって非常に役に立つと思います。
SCQを理解するとこんなことができるようになります。
相手に伝えたい内容を明確にできる
上記2点を踏まえてライティングやパワポ作成に役立つ
目次
SCQ(Situation、Complicated、Question)フレームワークとは?本質を理解しよう
SCQとは、Situation、Conmlicated、Questionの略からなってるフレームワークです。
PREP法と呼ばれる話術のテクニックとして知られています。
読みやすい文章やわかりやすいパワーポイントの話の流れはS-C-Q-Aになっており、The Minto Pyramid Principle.S-C-Q-Aという本に事例等が詳しく解説されています。難易度が高いテクニックなので復習が必要です。
Situation-あなたが今おかれている現状を説明する
まず話の始めや文章のは初めに読み手を惹きつける必要があります。
読者の注目を惹きつける有効な手法として、聴衆が既に知っていることを相手に伝えます。
たとえば、あなたが今おかれている状況は「アフリカで地面が舗装されておらず砂利だらけ、そして靴を履く文化ではないですよね?」
この質問をアフリカ人に言えば「なんで当たり前のことを今俺たちに言っているんだ?」となります。
しかし、当たり前の質問をして相手が疑問を持ち始めた瞬間に実はComplicationへの準備が整っているのです。
Complicatec-現状のままだと問題だと意識づける
Comolicatedは複雑化を呼ばれており、Situationで陳述した現状がいかに問題であるかを相手に伝える段階です。
Complicatedでは、現状のままだと次に何が起こるのか・現状を保持すると致命的な問題が出てくると相手に緊張感を与えます。
すると、相手からすると「そしてら私たちは何をすべきなんだ」という疑問が出てくるので次のQuestionに繋がります。
たとえば、先のアフリカの具体例でいうと現状裸足で凸凹の地面を歩くと足を久津つけてしまいますよね。
そしたら、足の傷から病原菌が入り破傷風うになって重症になるかもしれません。薬も高いし医者も都会にしかないので毎日が危険で安心できませんよね。
そうすると、人間誰しも致命傷は逃れたいという心理があるので、俺たちはどうすればいいのかというQuestionに繋げることができます。
Question-相手に課題を認識させる
営業トークが上手い人や人望がある人に共通する得意とすることは、相手に課題意識を植え付けることです。
相手に現状を考慮した上でネクストアクションの取り方を理解させることができれば、あなたの言葉通り相手を動かすことができるのです。
Complicatedで現状の問題点を意識させたところで相手はだいたい次何をすれば最適かを自問自答しているはずです。
したがって、いかにComplicatedで状況を複雑化してあげられるかがSCQフレームワークにおいて重要な鍵を握ることになるのです。
具体例をみると、アフリカの人達の破傷風になりたくない心理を逆手に取り、予防策として靴を売りつけると効果的に売れます。
SCQフレームワークの本質は相手の説得にある
SCQフレームワークは、SCQAという流れで相手に自分の主張を理解させ、次の行動に移させるためのツールに過ぎません。
また、伝わりやすさと行動の移させる確率を抜群にあげる方法は今の現状があるべき姿とかけ離れている、あるいは未来に危険なことが起こり得るかもしれないということを認識させることです。
本質は自分自身に何が原因でなんで現状が良くないのかを意識させるかであり、パワーポイントにも応用しなければいけない基礎的な考え方です。
SCQフレームワークでパワーポイントの情報を整理し内容を劇的にわかりやすくする条件
パワーポイントがわかりやすい条件が5つほどあり、この条件を守るだけでもかなりわかりやすいパワーポイントになるのではないでしょうか。
- パワーポイントの作る目的を明確にする
- 誰に何を行動させたいのかを考える
- 1スライド1エッセンス
- 派手な装飾はせずシンプルなデザイン
- SCQAの流れでパワポを作成
まず、パワポを作る前に一番考えなくてはならないことはパワーポイントを作成する理由です。当たり前ですが、作る目的が不明瞭だと伝えたい内容が弱い、わかりにくいという事態を引き起こしかねないです。
具体的に他事例をみると、パワポ作成の目的がお客さんへのソリューション営業や社内向け企画立案、社内向け勉強会等の資料作成、報告資料などがあります。
次に誰に何を行動させれば定めた目標を達成できるのかを考えましょう。
最後に重要なのがパワーポイントの流れです。話の流れがトーク力の8割を占めるといっても過言ではないです。先ほど学習したSCQの流れに沿って伝えたい相手に問題意識を植えさせ、自分が取らせたい行動を相手に取らせるように仕向けましょう。
このテクニックに忠実になればなるほど相手に伝わりやすいパワーポイントを作成でけでなく、作成時間を減少させることができます。
なぜなら、0から考えるより伝わりやくなるフレームワークを利用して1のものを100に変えるという意識でいましょう。
テンプレあり!SCQフレームワークを使ったパワーポインとの事例(マッキンゼーのパワポ)
今回はマッキンゼーの無料パワポテンプレを使用して、SCQフレームワークをどのように活かせばいいかを実際のパワポを見ながら考えましょう。
SCQ分析は問題解決にも使われている
SCQフレームワークを用いて問題解決を行うことをSCQ分析と呼んでいます。
ある問題に対して、現状分析を行いそれに基づいてクライアントの課題を抽出し、問題提起を行います。
この内容については、こちらの本で詳しく解説されています。
一通り読むだけで、物事の捉え方が代わり論理的に物事を考えられる練習になります。
就活生やこれから経営に携わる人なら必ず呼んでほしい一冊です。
考える技術・書く技術 問題解決力を伸ばすピラミッド原則 新版/ダイヤモンド社/バ-バラ・ミント | ||||
|
パワーポイントの(エグザマ)エグゼクティブサマリーで役員向けを意識しよう
パワーポイントに必要な要素としてエグゼクティブサマリーをイントロダクションに入れるべきです。
略してエグザマですが時間のない役員レベルの人に対して3分程度でそのパワポの内容を伝える超要約のことです。
役員達は皆時間がなかったり長い話を聞く余裕がないので、その人達に対してぱっと見でわかるように主張内容、結果、次回への展望の要素を含めて8歩用しましょう。
外資コンサルに人なら全員しっていて当然の内容です。新卒研修の時にエグザマを書き忘れるともれなく怒られる事案が発生します。
15分のパワポを一枚に要約するのはかなり難しい技ですが、時間をかけて量をこなせば必ずできるようになります。
明日からもしパワポを作る機会があるならぜひ記憶に入れて欲し内容です。