- 皆さんの周りにも自己顕示欲が強い人はいませんか?
何かと自分の存在をアピールしたり、聞かれてもいないのに自分の実績を自慢したり。
悪くいうと目立ちたがり屋ですが、そんな自己顕示欲が強い人はビジネスの場面においてすごく重要なポジションにつきやすいのは意外ですよね。
そこで今回は
自己顕示欲が強い人の特徴とその接し方を紹介し、自己顕示欲が強い人と上手に接し扱えるようなコツを一緒に考えていきましょう。
目次
自己顕示欲の意味は?類義語は?
自己顕示欲とは、自分の存在を周りに知らしめるようにアピールする欲求のことを指します。
特に
- 自分の性質や性格を知ってもらいたい
- 他人よりも抜きん出たい
- 自分の本当の姿や弱みを隠したい
という目的が背後にあります。
例えば、模試のテストで全国1位をとった場合すぐに「俺全国でてっぺんとったぜ」と自慢したくなるのが自己顕示欲の一つです。
また、自己顕示欲の類義語として自己承認欲求や自意識過剰などが挙げられます。
自己顕示欲と承認欲求の違い
自己顕示欲と承認欲求の違いは自分本位か他人本位かの違いにあります。
つまり、自己顕示欲はとにかく自分の存在を周りにアピールしたい、自分が主体となって何か行動を起こす欲求です。
一方、承認欲求とは他人からの評価や評判を得るために他人が望むようなことを何か行動を起こすのです。他者ありきの欲求とも言えます。
自己顕示欲が強い人の特徴や心理
自己顕示欲が強い人の特徴には背後の心理で3つのタイプ分類するとわかりやすいです。
- 他人より優れていることを実感して優越感に浸りたいタイプ
- 自分のペースに他人を巻き込むことで支配したいコントロールタイプ
- 自分の弱みを見せたくない心理がある虚勢をはるタイプ
優越感位浸りたいタイプ
自己顕示欲が強い人で単純に自分が優秀であることを周りに見せつけて優越感に浸りタイプが存在います。
この自己顕示欲の強い背後の心理には、自分が今までしてきた努力や成果をアピールすることである種の納得感を得ようとしていることが考えられます。
例えば、「この前営業で店舗売り上げの6割すべておれだっだんだ」と自慢してくる同僚がいたとします。
このとき彼は、「この結果は今までの自己啓発や膨大な営業力のおかげだから当たり前の結果だ」「無能な上司とは違い自分は特別なんだ」と自分を鼓舞して自分自身を褒め称えているのです。
決して周りの人をバカにしようとしているわけでなないのです。
他人をコントロールしたい支配欲が強いタイプ
実は自己顕示欲が強い人で厄介なのは他人を支配する心理が背後にあるタイプです。
このタイプは自分の存在感を相手に意識させリーダーシップを取ろうします。
例えば、「俺は英語ができ分析力に長けるんだ」と発言する人がいたとします。
この場合周りに人にこの人は只者ではないというイメージがつき、さらに上司からはなにやら仕事ができそうな雰囲気だなという印象を与えることができます。
すると次の日には、社内の英語案件や重要あん取引の分析に彼が抜擢されリーダになっていることなんて世の中ざらに存在します。
戦略的自己顕示欲の出し方ができる人はビジネスの場面でも仕事ができる人と思われます。印象操作に使っている人がいるのですごく恐ろしいです。
弱みを隠そうと虚勢を張るタイプ
自己顕示欲が強い人の中には本当の自分を見られたくなく、等身大以上の自分の存在をアピールしようする人もいます。
虚栄を張る心理として自分の弱みを見せると周りの人が自分の元から去ってしまうという恐怖や不安が考えられます。
そのため、必要以上に「自分は優秀だ」「俺の方ができる」と出しゃばるのです。
自分を必要以上に大きく見せることには、先ほど挙げた優秀に思われ仕事が回ってくる、自己開示によるイメージ向上のブランディングなどのメリットがあります。
しかし、デメリットとして虚栄を保つためには嘘に嘘を重ねなければなりません。
その結果、いずれ自分の首を閉めることになるのです。イメージから処理能力以上の仕事が任され、残業がかさみ鬱になってしまうなど。
自己顕示欲が強い人の扱い方
自己顕示欲が強い人を扱う方法は、まずは相手がどのタイプの自己顕示欲がを見極めることです。
簡単な見極め方
- ある特定に人にしか自慢しない人や自慢の内容が同じ人
このタイプの人はシンプルに優越感に浸りたい自己顕示欲高めの人です。
- ある特定の人(上司や利害関係者)に毎回異なる自慢をする人
このタイプの人はうまく自分の強みを相手に伝え印象操作をしています。
他者をコントロールしたいリーダー性の高い人です。
- 実績と言動が乖離している人
このタイプは自分を小さく見られたくなくて嘘ハッタリを言います。等身大以上に見せるので必ず実績(数字)に本性が現れます。
優越感に浸りたい人はさしすせそで聞き流せ
優越感に浸りたいタイプの自己顕示欲の強い人の接し方は「さしすせそ」で聞き流せば無駄なストレスを感じず相手との付き合いも潤滑に行きます。
- さ、さすがです!
- し、知らなかったです!勉強になります!
- す、すごいですね!
- せ、センスありすぎます!
- そ、そーなんですね!
と適当に相槌を打つだけでいいのです。
すると相手も褒められて舞い上がるり、かつ遠回しに興味がないことが伝わるので次から何か自慢される機会が減ってくる可能性が高まります。
「さしすせそ」をいうコツはほどほどのテンションの高さで軽く聞き流すイメージで相槌を打つことです。
支配欲が強い人とは関わるな
なるべくなら、支配欲が強いような自己顕示意欲に強い人とは関わらない方が懸命です。
なぜなら、自分を相手に良く見せることが得意なので、一緒にいると周りからは比較対象になり印象が悪くなってしまいます。
たとえは、会社内で優秀で評判なAさんとあまり良く知らないBさんが一緒にいる場合、今までのAさんの印象操作からBさんは相対的に仕事ができない人と思う心理が周囲には働く可能性があります。
そのため、必要最低限の関わりだけを持って無理にブランディングがうまい人の領域に足を踏み入れないようにしましょう。
扱い方としては、戦略的撤退ということで関わらないことがベストアンサーだと思います。
弱みを隠すタイプの人
弱みを隠すタイプの人のベストな接し方として何かミスをしたときほど優しく接することです。
なぜなら、自己顕示欲を本来の自分を隠そうとしている人はミスをすると人一倍傷ついているからです。
そのため、もしミスをして責めた場合、本来の自分を責められていると感じてしまいデリケート心がボロボロになってしまうのです。
欠点がない人なんてこの世に存在しません。もし周りに虚勢を張るような人がいたら優しさを見せると仲良くなる確率がぐーんと高まります。
特に異性同士だと恋に落ちる確率も同時に高まりやすいです。
自己顕示欲が強い人に向いている仕事
自己顕示欲が強い人は以下の仕事が向いています。
- お客様から直接評価される仕事
- 新規事業立案などの起業関連の仕事
- 社会貢献できる仕事
とういうのも自己顕示欲が満たせる仕事は自分の存在をアピールできる機会が十分にあることが条件です。
そのため、コンサルタントのような個人のスキルや力量がクライアントや社内から直接評価される仕事や貧困解決などのNPO法人で働くことで地球規模の良いことをしている実感が湧くような仕事がおすすめです。
私も元某有名な外資コンサルタントですが周りの同僚たちは自己顕示欲の塊でしたね。
自分の存在を他者に示したいと思うような人は、間違いなくおすすめな職業としてコンサルタントが考えられます。
まとめ
自己顕示欲の強い人の特徴を見てきました。
その中でも心理の面から3つの種類の自己顕示欲の強い人に分けられましたね。
自己顕示欲は良い面・悪い面が表裏一体となっているのが最大の特徴ですよね。うまく活用することで自分のブランディングを確立したり、相手を自分の思いのままに操ることもできます。
あなたも戦略的自己顕示欲の強い人になってビジネスで主導権を握ってみる経験をするのも面白いですよね。