紫陽花はアジサイと読みますが、最近誕生日プレゼントや父母の日の贈り物として密かな人気があるがあじさいです。しかし、大切な人にフラワーギフトをあげるときに注意して欲しいのが花言葉。
紫陽花の花言葉にはその花の色により異なります。主に移り気・浮気・無情という恋愛面での悪い意味があります。そして、アジサイの色ごとの花言葉は青が我慢強い感情、ピンクが元気な女性、白が寛容な女性です。一方でアジサイにも良い意味の花言葉もあり「家族団欒」「友情」「平和」です。
あじさいってどんな花?種類や特徴まとめ
あじさいは花に興味ない人でも知っているほど有名な花。小学生の時に育てた経験もあるのではないでしょうか。そんな紫陽花の花の基礎知識をまとめてきましたので、花言葉をみる前に知っておくとより面白いと思います。
あじさいの原産地は実は日本。しかし、よく私たちがお店でみるような紫陽花はヨーロッパで品種改良された西洋紫陽花です。セイヨウアジサイが日本で主に流通しています。そして、あじさいの語源の由来は藍色が集まった集合体「あづさい(集真藍)」から来ています。
あじさいの咲きごろは梅雨の時期で5月から7月に青からピンク色のキレイな紫陽花が道端に咲き始めます。
早見表
学名 | Hydrangea |
科・属名 | アジサイ(ユキノシタ)科アジサイ属 |
英名 | Hydrangea |
原産地 | 日本、中国、台湾、北アメリカ |
開花期 | 5~7月(梅雨の時期) |
萼の色 | 白、青、紫、赤 |
別名 | ホンアジサイ セイヨウアジサイ 七変化(シチヘンゲ) 八仙花(ハッセンカ) |
あじさいの花言葉は悪い恋愛事情を表す
紫陽花(あじさい)の花言葉は恋愛においてすごくネガティブな意味があります。
まとめると、以下の通り。
花言葉
- 移り気
- 浮気
- 無情
- 冷淡
- 君はキレイだけど冷酷だ
- ホラ吹き
- 傲慢
つまり、女性から男性にアジサイをプレゼントする場合が「私はあなたにはもう興味ないの。残念ながら好きじゃなくなっちゃったの」というニュアンスを与えてしまいます。
逆に、男性から女性にあじさいを贈る場合、「俺はたしかにあなたのことが好きだけど、性格が合わなくて結婚は考えられない。友達の関係でいたい」というニュアンスを想起させてしまいます。
そのため、好きな人にアジサイを贈ることはやめた方が無難でしょう。
あじさいの花言葉は怖いだけじゃない、良い意味もある
あじさいにも良い意味の花言葉もあります。
まとめてみると以下の通り。
花言葉
- 一致団結
- 家族団欒
- 友情
- 乙女の心
あじさいの花言葉のイメージとして人と人の絆の強さと女性らしい恋愛心があります。そのため、大切な人と自分の絆は固く結ばれているという意味でプレゼントとして贈る人もいます。
ただし、母の日に娘がお母さんに贈呈することが多く家族内での絆にフォーカスしています。好きな異性に贈るときには悪い意味の花言葉の方が先行してイメージされます。
あじさいの花言葉の種類が多い理由
あじさいの花言葉の種類が多い理由は紫陽花の花自体が季節ごとにより色が変わる特徴があるからです。実はあじさいは別名「七変化」「八仙花」とも呼ばれており、環境の変化により色が変わる花として有名です。
そのため、色やその時の印象により花言葉が作られていったのです。あじさいの代表的な色は、青、赤、ピンク、紫、白などがあります。
また、あじさいにはたくさんの種類の商品があります。
- ポップコーン
- ベニー
- アナベル
- テマリピンク
- コンペイトウ・ブルー
- 墨田の花火
- カシワバアジサイ
- ダンスパーティー
- 歌合せ
- 万華鏡
- ヤマアジサイ・伊津の花
特にあじさいのダンスパーティーの花言葉なんて「ダンスのパーティー?クラブでのイベント?」という風に想像しちゃいますよね。そして、この花はお店の新規開店の時の贈呈に使われています。
あじさいの新種がどんどん増えて来てその種類ごとに売る側が花言葉を作っているのも事実です。いわゆるマーケティング・ブランディングですね。