ハルジオンの特徴と基礎情報
基礎知識
学名 | Erigeron philadelphicus |
科・属名 | キク科ムカシヨモギ属 |
英名 | Erigeron philadelphicus |
原産地 | 北アメリカ |
開花期 | 4~6月 |
萼の色 | 白、ピンク |
別名 | 貧乏草 |
由来
ハルジオンという名前の由来はハルシオンという春紫苑という春に咲くシオン(キク科の花)から来ています。ハルジオンの名前は同じ科のヒメジョオンとよく混合されハルジョオンと間違って呼ばれることもあります。ちなみに、ハルジオンとヒメジョオンの花の見た目はとってもよく似ているので見分けがつきにくいという問題があります。
ハルジオンとヒメジョオンの簡単な見分け方
ハルジオンとヒメジョオンは花びらの幅で簡単に見分けがつきます。
ハルジオンの花びらの幅は1mm以下の花びらが細かく並んでいます。一方ヒメジョオンの花びらは1.5mm程度の花びらが少しすだれ状に並んでいます。花びらと花びらに隙間があります。
ハルジオンの写真
ヒメジョオンの写真
ハルジオンの花言葉
追想の愛
ハルジオンの花言葉は追想の愛です。過去の恋愛を思い出しその時の感情に思いをはせることです。ちょっぴりと切ない感じですね。元カレや元カノとの素敵な思い出を振り返って涙を流してしまう状態です。
過去の恋愛を引きずっている、元カレ・元カノがなかなか忘れられない人が過去の恋愛相手に贈るプレゼントとしてはハルジオンはぴったりです。
一方で、これから恋愛する人や大切な人にハルジオンをプレゼントすると、過去の恋愛を引きずっていると思われてしまい嫌われる可能性があるのでようちゅいです。
それにしても、追想の愛という言葉の意味は「学生時代の恋愛ごっこを過ぎて今は大人の恋愛をしている」というニュアンスが伝わって切るので絶妙な言葉ではないでしょうか。
貧乏草
ハルジオンの花言葉ではないのですが、別名として貧乏草と呼ばれています。つまりハルジオンが手元にあるとお金が出ていったり、収入が上がらないと世間からは思われているのです。日本の一部の地域ではハルジオンの茎をポキっとおるだけでも、その折った人やその家族が貧乏になると言い伝えがあるそうです。
ではなぜハルジオンは貧乏草と呼ばれているのでしょうか。その理由は生命力の強さと花の作りにあります。
ハルジオンの生息地は道端の道路のコンクリートの隙間から栄養たっぷりの土壌までどこでも咲くことができます。そして、除草剤を巻いても耐性がつきなかなか枯れないようにもなってきました。そうして背景からハルジオンは懇切丁寧な手入れをしなくても育てられるのでお金がない貧乏な家でも育てられるから貧乏草と呼ばれ始めました。
通常、バラなどの美し花は栄養を定期的に与え良い環境かで育てないとすぐ枯れてしまうので育てるにも維持費がかかります。しかし、ハルジオンならほっておいても勝手に咲き、勝手に枯れていくので手入れ要らずの花なのです。
また、ハルジオンの茎は実は空洞になっています。そのため、中身が詰まっていないからお金がないを想起して貧乏まで飛躍したのかと。