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【図解・事例あり】アドバンテージマトリクスとは?分散型事業はレストランや美容院業界を指す

アドバンテージマトリクスとは、事業の特性を4つの事業に分類して整理するフレームワークです。

今回はアドバンテージマトリクスをわかりやすく解説し、使い方や事例を含めながら解説していきます。

アドバンテージマトリクスの4つの事業形態の分類の図解

アドバンテージマトリクスとは事業特性や業界の特徴を把握整理できるフレームワーク

アドバンテージマトリクスは、競争上の戦略の手段の多さと手段の優位性の2つの観点から4つに分類できます。

アドバンテージマトリクスの使用目的は大きくわけて2つあります。

  1. 自社の事業特性の把握
  2. 業界特性の把握

アドバンテージマトリクスの分散型事業とは?

アドバンテージマトリクスの分散型事業とは、事業の規模にかかわらず収益をあげることができる事業のことを指します。

アドバンテージマトリクスの特徴は、競争における手段が多く、規模の大小が事業に勝因にならないことです。

例えば、アドバンテージマトリクスの代表例としてレストラン経営や美容院事業が当てはまります。

地元のレストランを思い浮かべるとわかりやすいですが、居酒屋アバダンゴリラとか美容院クサナギなどの個人店舗で売り上げをあげている店があると思います。

いわゆる地元民に愛されている店舗です。

では、大手チェーン店が並ぶ中で個人店舗が勝てる要因はなんでしょうか?

それは顧客獲得の戦略が豊富にあるからです。

大手が真似できないような地元民の特定に合わせた味付けや接客、そのほかコストを下げるような地元ならではの仕入れ元などの差別化の手段が多くあります

競合に負けないように日々差別化の手段を創作し、リードを保つ必要があります。

そのため、普段から戦略を最低3つは持って事業経営をしていくとベターでしょう。

 

規模にかかわらず勝負できる
顧客第一に戦略を練ると勝ちやすい
勝ち手段は最低3つは用意しよう

アドバンテージマトリクスの特化型事業とは?

アドバンテージマトリクスの特化型事業とは、多様な戦略を持って収益をあげることができる事業のことを指します。

さらに、規模をあげることでも収益をあげることができます。

特化型事業の例として、出版業界の結婚雑誌や美容雑誌、キュレーションメディアを運営するメディア事業や制汗剤などの製品事業があげられます。

とある業界のある製品でNo.1シェアを取っていたり、業界の製品において明確な序列があることが最大の特徴です。

 

特定の分野い特化し競合より優位に立ちながら収益をあげる
競争手段が多い
規模拡大も勝因の一つ

アドバンテージマトリクスの手詰型事業とは?

アドバンテージマトリクスの手詰型事業とは、規模を拡大しようが戦略を変えようが収益が上がらない事業のことを指します。

アドバンテージマトリクスの手詰型事業の特徴は、打つ手がほとんどなく規模をあげても収益が上がらないような、市場が成熟しきっている業界で勝負していることです。

他業界との優位性を保つ要因や差別化を行える手段がない状況では当然、一個一個の事業の収益が固定化され少なくなります。

たとえば、セメント業界や制約業界などが手詰型事業に当てはまります。

セメント業界で考えると、セメント業界の利益=単価✖️販売個数-コスト✖️販売個数(単純化しています。)

この場合利益をあげる方法の一つとして3つほどコストを下げる方法が考えられます。

  1. 安く材料を調達する
  2. 自社資源の活用
  3. 生産性をあげる

しかし、手詰事業においてどの企業もコスト管理が均質化しています。競争力のない企業は淘汰されていきます。

 

質が同じ製品で低価格競争を繰り広げ儲かりにくい
規模をあげても収益が上がらない
業界自体が成熟期を迎えている

アドバンテージマトリクスの規模型事業とは?

アドバンテージマトリクスの規模型事業とは、規模の大きさと収益に相関性が見られ、規模を大きくするほど収益が上がる事業のことを指します。

規模化のよる低コスト戦略が主な戦略になります。

ではなぜ規模化すると低コストになるのでしょうか?

それは規模の経済(別名:スケールメリット)という原理が働くからです。

規模の経済はここでは詳しく解説はしませんが、生産量を増やすほど平均費用が下がることを指しています。

つまり、規模の経済を数式で表すと、平均費用=(固定費+変動費)/生産量を考えればわかると思います。

規模型事業の注意点として、規模の経済で低コスト化することはどの企業においても前提としてあります。

そのため、より魅力的な製品や見せ方をしなければ優位性は保つことはできないのです。

 

規模型事業において規模の経済により低コスト化を実現することは前提
スケールメリット以外にも魅力的な製品作りや見せ方を考える必要がある
規模型事業の代表例は自動車業界や成長期の鉄鋼が当てはまる

アドバンテージマトリクスの戦略まとめと利用の注意点

アドバンテージマトリクスで業界の事業特性や自社の事業特性を把握することで新規事業立案や経営改善に役立てることができます。

一般的に、特化型事業あるいは規模型事業に自社の事業をシフトできるような戦略を打つことが定石とされます。

いきなりですが、ここで問題です。

 

美容院は何型事業でしょうか?これを特化型事業に移すにはどのような戦略をとればいいでしょうか?
ここまで学習してきた内容を振りかえってみてください。
答えがわかった人はお問合せページから回答と解説を加えてメッセージください。(ちなみに今の所10人中3人正解です。)
またアドバンテージマトリクスを使つさいに大きな注意点があります。
アドバンテージマトリクスの戦略で気をつけなければいけないことは、業界の定義の仕方や捉え方次第で分類の型が変わってしまうからです。
ハワイのスーパーで考えてみます。
  • 大手メーカのスーパー(ウォールマート)→規模型事業
  • オーガニック製品に特化したスーパー(フォールフーズ)→特化型事業
  • 地元の商店街になるようなスーパー(よくわからん名前)→分散型事業

これら3つのスーパーは同じスーパでもはそれぞれ違う分類ですよね。

捉え方や定義の仕方で分類が変わってしまうのでしっかりと業界定義をしときましょう。