新卒一年目ですでに仕事いきたくないと感じている人も多いのではないでしょうか?
かくいう私も新卒で入社したコンサルティング会社を一年間でやめましたが、すでに入社3ヶ月目にして仕事いきたくないと思っていました。
そんなことは新卒ビジネスパーソンなら誰しもが感じること。
しかし、仕事いきたくないと感じても毎朝出勤しなければ生活ができません。
そこで、今回は仕事をやめたくてもやめられない新卒一年目の仕事いきたくない病に対する原因と対処法を考察していきます。
目次
新卒ほど仕事いきたくないと思う理由
大学気分が抜けない
新卒社員は数ヶ月前までは大学生だったのです。毎朝好きな時間に起きて、好きなときに遊んで夜遅くに寝るといった不規則な生活態度が許させるのが大学生の特権。
しかし、社会人は大学生と異なりお金を対価に仕事するので、怠惰な態度を取ることができません。
特に好きな時に自分の好きな行動ができる環境からやることに責任を伴い、会社に行動が縛られる社会人の生活には驚くほどのギャップが存在します。
社会人と学生との落差に萎えてしまい、仕事へのやる気が失われることが誰しもが経験することです。
職場環境や仕事になれない
新しいことを始めると右も左もわからない状況なので、何かするたびに膨大な時間とストレスがかかります。
ビジネスメールの書き方やわからないことを聞くタイミング等から自分がやる業務内容なんて初めは全くわかりません。
新卒社員はわからないことが多いと不安になってしまい、仕事へのやる気がなくなってしまうことも多々あります。
質問しやすい人や聞いただけで怒る先輩上司などの職場環境に慣れるまで恐怖と不安に付きまとわれるので毎日が不快な会社生活になってしまいます。そんな風に感じる人ほど、会社に行きたくないと感じてしまいます。
研修ばかりで退屈
新卒社員で特に大手企業や大企業に入社した人は入社して3ヶ月は研修なのではないでしょうか?
そのため、業務とは直接的には関係ないビシネスマナー研修や社会人の基礎スキル講座(ロジカルシンキング・パワポ作成)は新卒社員にとってはとても退屈なことです。
私も外資コンサルの研修を受けていましたがすごく退屈でした。知っていることばかりや実務に研修内容が直結する感覚が湧かなかったのでモチベーションがほとんどありませんでした。
そのため、仕事やめたいと毎朝考えるようになりました。
先輩や上司が怖い
先輩や上司は怖い職場環境に身を置いてしまったら新卒社員にとってはかなり辛い状況ですよね。
なぜか、自分だけ理不尽に怒られたりちょっとミスをしただけで激怒りさせたりされたら、仕事へのやる気なんて出ませんよね。
特に大き声で怒鳴られたり机をたたくなどの威嚇をされたら先輩や上司だけでなく仕事にも恐怖心が出てしまいますよね。
そんな日々が続いてしまうと、仕事いきたくない心理になってしまいます。
新卒で仕事いきたくないと思った時の対処法
仕事のモチベーションをあげる
新入社員は会社に入ったばかりなので仕事へのやりがいを感じることができません。そのため、仕事へ意欲が湧かないことは自然です。
そこで、入社時からでもすぐに仕事のモチベーションをあげる方法をご紹介します。
主に金銭的インセンティブと承認欲求インセンティブに分けてモチベーションをあげる方法があります。
金銭的インセンティブを増幅させる方法として自分が研修や仕事で働いた分だけお金がもらえることを意識するのです。
つまり、今日の残業した時間をきちんと残業代に換算しメモに残すのです。すると、1日働いた成果が金額となって現れるのでやる気がでます。
私の場合は外資コンサルタントとして残業代は1時間あたり3000円もらえるので、3時間残業したら今日は余分に9000円稼いじゃったとメモします。そうすることで、寝る直前に謎の満足感に襲われて少しなりとも仕事へのやる気が出ます。
友人やロールモデルを作る
実は仕事のやる気やモチベーションに大きく影響を与える要因として職場の人間関係があります。
職場の人間関係が潤滑な人ほど、たとえ仕事へのやりがいを感じていなくても仕事を楽しいと思う人が多く逆に職場の人間関係が悪化した社員ほど仕事へのやりがいがあったとしても鬱になったり仕事をやめてしまう傾向があるのです。
そのため、新入社員にとって仕事にやりがいを見出すベストな方法は同期や先輩と交流を深め彼らとの会話を楽しむために会社にいくというぐらいの状態まで持っていく必要があります。
また、会社内に自分が目標とする人物を設定することも仕事のモチベーションアップに効果的です。
あなたの周りに尊敬できる人はいませんか?
もし尊敬できる人がいないという人はこちらの記事を合わせて読むと尊敬できる人の見つけ方のヒントがつかめます。
仕事いきたくない原因を探る
毎朝仕事いきたくないと思うたびに会社やめたいと思いますよね。そんなマイナス思考から抜け出すもっとも簡単な方法は、「仕事いきたくない原因を探る」ことです。
そして仕事いきたくない原因を探るだけ、それに対する解決策までは考えなくて良いのです。
というのも、人間は何か漠然とした悪い事象に対して不安と恐怖を感じます。何が悪いのか不明だとモヤモヤしてあれこれと悪い方向に考え始める癖があるのです、
しかし、そのモヤモヤが明確になるとそれがなんであれひとまずは安心します。
あーなんだこんなことで悩んでいたのかと笑い飛ばせることもあるかと思います。
そのため、まずは仕事行きたくない原因を思いつく限りメモに書き出してみてください。その後、どの原因が一番仕事いきたくないと思わせる要因かを吟味してください。
新卒1年目での安易な転職は避けるべき理由
ここまで新卒一年目で仕事いきたくないと思う原因と対処法を紹介してきました。しかし、仕事いきたくないという漠然とした理由で新卒一年以内で転職することはおすすめできません。
なぜなら、第二新卒は新卒時の就活とは違い自分の思ったような会社に内定がもらえる確率が一段と下がります。さらに、ESや面接が通りにくくなってしまいます。
やはり、一年以内でやめる新卒社員は我慢強さがなくイヤなことがあったら投げ出す性格という悪いイメージが日本社会に蔓延しています。
その結果、第二新卒の転職者が選べる会社が少なく、業種も限られてきてしまいます。
第二新卒での転職をする場合、必ず自分がやりたいことを実現するための転職でなければ再び会社選びに失敗してしまいます。
上司がイヤだ、毎朝起きるのが辛い、職場の人間関係に悩んでいるだけの理由でしたらよっぽどのことがない限り転職はおすすめできません。
私の場合は、「職場の人間関係がいや」「自分の目指すコンサルタント像が実現できない」という面で第二新卒転職を行いました。
面接官からの「どうせ会社がイヤになって転職してるんだろ」冷たい視線を浴び続けながら面接を受けるのはかなり精神的にきつかったです。