苦労人といえばちょっぴりネガティブなイメージが持たれがちですが、実は人生の成功者ほど過去に大変な思いをしているのです。また、苦労した人ほど大人びた性格の人が多く人に対して優しく接することができます。
また、苦労した人は顔つきやオーラからわかることが多く、周囲に笑顔を振りまき明るい性格に一見すると見える特徴があります。
一方、苦労したことがない人の特徴として「何もかも中途半端」「悲観的な考え方」「自己中心的」といったマイナスな性格要素を持ち合わせています。
そこで、今回は苦労した人の魅力を紹介し、苦労人の特徴や雰囲気といった顔つきで苦労が多い人かどうかを見極める方法をご紹介します。
目次
苦労人の意味は「過去に辛い経験をしてきて努力して必死に乗り越えてきた人」です。
辞書によると一般的な苦労人の定義は以下の通りです。
苦労人とは、多くの苦労を経験してきた人のことである。
ただ単に多くの苦労を経験しただけではそうは呼ばれず、その苦労を乗り越えて大成した人を指す。
成功者は多かれ少なかれ苦労はしているが、その中でも苦労人と呼ばれるのは、その苦労が人並外れた場合である。
近年では厄介事や面倒に巻き込まれやすく、苦労が絶えない人のことを指すこともあるが、こちらは苦労性」を参照のこと。
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この定義からも苦労人は単に「壁にぶつかった人」や「困難に立ち向かった人」を意味するのではなく、背水の陣の状況に追い込まれるほどの苦労を経験しそれを糧に成功している人だとわかります。
つまり、苦労人は大前提として何かしらの夢や目標に向かってひたむきに努力でき実現した成功者とも言い換えられます。
苦労人=成功者なのですね!
そもそも苦労した人は褒め言葉なんだね!
苦労人の類義語は「遅咲き」「大器晩成」など出世するまでに長時間かかってしまう人の意味を表す言葉に当てはまります。
また、苦労人の関連語として苦労性という言葉がありますが、苦労性は苦労が絶えない人のことでネガティブなイメージが強い言葉です。苦労性がある人は苦労人の言い換えではないので注意しましょう。
苦労性は苦労が絶えない人のこと!
苦労して今成功しているかどうかはわからないんだ!
苦労をしている人は、当然のことながら過去に辛い経験をしています。その経験を乗り越えているからこそ今があるわけです。
そのため、苦労している人ほど壁にぶつかった時その状況に耐え乗り越える力をもっています。
また、辛い経験ほどそこにはある教訓が含まれているので人生観が豊かになるだけでなく人としても成長しているのです。
たとえば、大学受験に失敗してしまい浪人したとします。この苦しい一年間の勉強を乗り越えて見事大学に合格するまでの過程で、勉強の大変さや目標に向けて努力すると周りも助けてくれる、あるいは、努力の方法が間違うと成功しないなどなど
この体験からだけでも色々な経験や教訓が得られます。
苦労人の特徴は忍耐強い人が多いです。
なぜなら、苦労経験を乗り越えるには辛抱強さが必要になってくるからです。
例えば、受験勉強において苦労したことを思い出してください。
勉強してもテストの結果がよくなくてイライラしたり焦ったりしてどうしようもない時期があったと思います。
- テストの点数がなかなかあがらない
- 覚えた単語をすぐ忘れす
- ストレスで太る
など辛い状況が重なりましたよね。
つまり、受験で苦労した人は様々な苦労を我慢して乗り越えてきました。
そのため、辛い状況には免疫がついており浪人生はなぜか大人っぽいと感じる要因もここになると思います。
苦労人は、自分が辛い経験をしているのでその辛い経験をさせまいと他人に優しくなる傾向があります。
たとえば、勉強で苦労してきた人は勉強ができない人に対して優しく丁寧に教えようとします。
「数学の公式がなかなか覚えられないよね、わたしもそうだったんだよ」「ゴロで覚えると記憶しやすい」って0から10まで教えてくれます。
つまり、苦労している人は同じ苦労をしている人の気持ちを汲み取ることができ共感できるのです。
このタイプの苦労人は自分の経験を他人に共有することで一緒に成長していこう思っている優しい性格の持ち主です。
苦労人は落ち着いている人が多いです。
辛い経験・苦い経験を過去にしているので、ちょっとそっとのことでは物事に動じないほど物事に達観しているのです。
また、焦っても何も解決しないことを知っているので冷静に問題点を考え解決するような論理的思考力があります。
頭がいい人は大人っぽく見えて落ち着きがあるように見えますよね。
苦労人は落ち着きがあることから周囲から頼られる存在になるオーラがあります。
苦労人になる原因でもある真面目さ。
苦労人は真面目なゆえ、何事にもまっすぐ向き合ってしまうのです。
例えば、受験テストの勉強においても、数学満点取りたいから「赤チャート」という参考書を5周もして完璧にしようとします。
すると、赤チャートに時間が取られてしまい他の教科の勉強時間が取れず最終的には受験勉強に失敗してしまいます。
また、会社でいうと上司のちょっとしてミスを真面目さゆえ指摘し反論をすることで上司から反感をを買われ職場で昇進できない状態になってしまうのです。
つまり、苦労人は真面目・完璧主義という性格を有しているので世渡りが下手で人よりも苦労することが多いのです。
「正直者はバカを見る」という言葉があるように苦労人は真面目なのでバカを見ることがおおいのです。
苦労人には遅咲きの人が多いです。
実は年齢が若い10代20代で失敗をし苦労すればするほど、30代で花咲く苦労人は多いのです。
失敗は成功の元という言葉があるぐらい、失敗をすればするほど失敗からしか得られない教訓を身につけることができます。
そのため、苦労している人は教訓を生かして問題解決力や対応力が上がりいつか報われるのです。
そのため、苦労している人が遅咲きなのは当然の流れでそれは前段階で苦労して苦労して人間としての物事の対応力をつけ、自然と人間としての魅力度が高まったいくのです。
苦労人は老け顔になりやすいと言われています。
この原因は科学的にも証明されています。
苦労するとシワが増えたり顔がやつれたりと体に顕著に現れます。
顔のシワの数ほど苦労してきた証ですので、苦労人が老け顔になりやすいのはどうしようもない現象です。
先ほど、苦労人は優しい人が多いと述べました。しかし、現実的には苦労人の中には無駄に他人に厳しい人が存在します。
その心理として自分が苦労して何かを達成した分、努力している人や頑張っている人を見ると自分と同じ苦労を味わって欲しいと思うのです。
自分が苦労して成し遂げたことをいとも簡単に他人に達成されたら、無力感に襲われ絶望してしまうのです。
そのため、苦労人は他人に対して優しくなる人と厳しくなる人の2パターンに分かれますが6割がた優しいです。
苦労している人は成功者に多いですよね。
しかし、苦労人でもお金持ちと貧乏人など2極端になってると思います。
ではその違いはなんでしょうか?
苦労人でも報われる人と報われない人の決定的な違いをまずは報われる人と報われない人の特徴を見ていきましょう。
- 失敗から学びを得ている人
- 苦労している状況を人のせいにしない人
- 辛い状況をなるべく自力で乗り越えてきた人
苦労人で報われる人の特徴は上記3つ。
やはり、苦労人で成功している人は必ず苦労している状況を打開するために何がいけないかを分析し自力で改善する胆力を持ち合わせています。
辛い状況から目をそらさずしっかりと対応してきた人ほど報われています。
- 苦労しても何も学ぼうとしない人
- 辛い状況を人のせいにする人
- 自分で改善しようとしない人
苦労人で報われな人は苦労しているのは自分ではなく人のせいだと現実逃避している人です。
また、辛い状況を打破しようと自分では努力もせず他人に助けを求めて苦労を乗り越えてきた人です。
このような他人任せのようなタイプは、苦労していない人との差はほとんどなく苦労人とはそもそも呼べないですよね。
つまり、苦労人で報われる人と報われない人の決定的な違いは「失敗から教訓を学ぼうとする姿勢の有無」「自力で苦労を乗り越えようとするする姿勢の有無」「人のせいにせず現実を受け止められる姿勢の有無」です。
苦労人は過去の豊富な経験から物事に対する対応力があるので、自身に持ちあふれています。
そのため、苦労人のオーラは顔に「自信満々な笑顔」「余裕そうで落ちついている優しい表情」を醸し出しています。
苦労人の手相は生命線あるいは恋愛戦に十字形に切るような線が入っていることが多いです。
生命線を横切るような10字型の線の場合は、健康などにおいて何かしらの障害が起こることを暗示しています。
そして恋愛に同じような十字形の線が入っている場合、不倫されたり、浮気されたりアブノーマルな恋愛を経験することを暗示しています。
苦労人は魅力的な人が多いです。
苦労人には苦労を乗り越えた人にだけある、落ち着いた雰囲気や余裕のある喋り方など、魅力度が高い色気を放っています。
イケメンとか美女とか顔の印象ではなく、なんとなくこの人カッコいい、かわいいと思うような色気です。
苦労人には、ネガティブになることは人生において何も解決しない無駄なことという共通認識があるので、常に明るく元気に生活しています。
焦りや不安や絶望といった負の感情を抱くことに慣れきっていて、逆にその感情すら湧かない程度まで感情をコントロールできる余裕を持っています。
周りの人でこの人やけに明るいなと思う人がいたら苦労人の可能性が高いんで、仲良くなったら過去の体験を聞いてみるのも面白いと思います。
苦労したことがない人の特徴はその人が天才かその人の生活環境が最高かのどちらかです。
才能に恵まれている人なら目標に対して苦労なしでいとも簡単に達成してしまいます。
例えば、多くの人が人生最大の苦労を経験する大学受験勉強で先天的に頭がいい人は人より少ない勉強時間で東大早慶といった難関大学に合格します。一方、才能はないが努力型の苦労人は浪人して数年に渡る勉強漬けを通してやっと志望校に合格します。
もしくは苦労知らずの人は親がお金持ちで何不自由なく生活できる環境が整っている場合もあります。受験も親のコネ、バイトもせずお小遣い20万円(大卒の初任給)をもらえるようなお坊っちゃま・お嬢様は特に自分から努力しなくても大抵のものは手に入ります。
こうしたことを踏まえると努力を知らない苦労したことがない人の特徴にはネガティブな要素が多いです。では見ていきましょう。
苦労したことがない人は苦労した人の気落ちに共感できないばかりか相手の気持ちを考えることをしません。
なぜなら、人間は生きていれば集団行動をしなければならなく必ず相手の気持ちを考えて行動する必要があります。思いやりのある行動をすると必ず、人間関係で苦労するはずです。自分と意見が違う・自分の思い通り動かないなど。
そのため、苦労してない人ほど自分の意見が絶対と思い込み自己中心的な行動を繰り返し自己満足に浸ります。言い換えると、わがままな性格なのです。
しかし、誰からも注意されなければ本人自体が自分の言動が周囲の人に悪い影響を与えていることすら気づいていないのです。
苦労していない人の特徴として何事も中途半端で投げ出してしまう傾向があります。何かを成し遂げようとすると必ず壁にぶつかります。苦労したことがない人は壁にぶつかるとすぐにやる気を失い投げ出してしまうのです。
自分には無理だと思い込み楽な方向へと逃げてしまい苦労をすることがないのです。そして現状維持バイアスが強く自己肯定力が低い可能性があります。
とりあえず今の状態で満足して何か行動をするにも自分には能力がないとバイアスを変えているのです。